活動の記録
▼2003
9月23〜25日/ミャンマー親善渡航団報告
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ミャンマー親善渡航団報告
 

9月23日から僅か3日間の日程でしたが、約1年ぶりにミャンマーに行ってきました。今回は私の会社の仕事としての訪緬でしたので、いつもと違って和さんが設定した分刻みのスケジュールをこなすというあっという間の旅ではありました。
しかし「仕事だ!」と意気込み、気負う我々にミャンマーの人々や自然が「まー、そう慌てずに、焦らずに」とどこかで諭してくれた様な気がして。
時差の調整は生理機能として自然に体が動いているのでしょうが、心の中にある生活や仕事のリズムをミャンマーに合わせるという作業は、自分自身が意識しないといけないことなんですよね。
そうしてミャンマーのリズムに溶け込む事が出来た瞬間から、人々の暖かさ、優しさ、純粋さが心地良い風のように体を包んでくれる感じがして・・・。「あーミャンマーはいいなー」と心の底から感じる事が出来るんです。我々を諭してくれるようなどこからとも無く聞こえてくる声も、そんな風に乗って来たんでしょうか。

今回は、「ユーロー第一号の井戸の設置場所であるインセンパゴダ」「夢支援野球場」「イワタジのアラガ小学校」「イワタジの村」「トウジャウジーという寺院周辺地域の村」「サウスオカラッパミィンター地区の村」等を視察してきました。イワタジのアラガ小学校はユーローの波多江先生が寄贈された井戸があり、常に様々な支援を続けているユーローと関係の深い小学校で子供達と触れ合う事が出来た事が最も印象に残っています。

 
 
子供達は教室で先生が来るまで机に座って待っているのですが、我々が教室を覗き込むと、『キラキラ輝く目と豊かな表情』で心から迎えてくれます。その歓迎を受けた瞬間に、涙腺がゆるんでしまうのは何故なのか、分かりません。決してきれいとは言えない校舎や教室、狭い机に4人もの生徒が肩を寄せ合って座っている様子等、日本の感覚から見た時の落差を思って「かわいそう」という涙では決してありません。日本の価値基準を持ち込んで彼らをみて、哀れみを感じるから流れる涙でもありません。寧ろそんな基準で子供達を見ることに何の意味もありません。
私の涙腺が緩んだのは、たぶん子供達の学ぶと言う事に対する純粋な姿や目上の人を敬う素直な心に私の心が反応したからだと思っています。

私は今年で53歳になりますが、少なくとも私の子供時代も(43年ほど前)こんな感じの小学生だった記憶があります。しかし今の日本の子供達から、ここで感じた様な心の反応はあまりないように思うのですが、それは私だけなのでしょうか。だから涙腺が緩んだもう一つの本当の理由を私は理解しているのです。それは私達にとってかけがえのない日本の子供達に、ミャンマーの子供達のような豊かな心を引き出してあげる事が出来ていない事への悔恨の涙であると言う事を。
今回の訪緬は私のビジネスの視察・調査が目的でした。それは日本企業の上級管理者を対照にミャンマーでボランティアを経験する事を通して、人と人のつながりの重要性ややってみたい事を自分個人の力で実現するプロセスを体験し、達成感や自信といったものを再発見する自分探しの旅を企画しています。そんな中から真のリーダーシツプやマネジメントを学んでもらい、仕事に活かしてもらおうという内容なのです。

本来ならば日本の中で実現出来ればいいのですが、ミャンマーのような国に行かねば実現しないというのは少し残念な気持ちがします。
しかし、この企画は様々な効果を生み出すことも容易に想像が出来ます。参加メンバーの気付きや学習、ミャンマーの人々や社会への貢献、ユーローの目的支援等々。実施は04年の3月あたりですが、是非形だけのボランティア活動ではなく「本質」を踏まえた企画にしようと考えています。

又結果はご報告しますが、これをお読み頂いて何か面白いアイデアがあれば教えてください。
そして最後に我々がミャンマーに行って受け取る様々な出会いや感動を自分達だけで終らせるのではなく、日本の企業で働く多くの人々にも受け取ってもらい、そんな事をきっかけに少しでも素晴らしい日本に向かって行けばいいですよね。
小さな第一歩をこれからもユーローを通して一つひとつ積み重ねていきましょう。私も自分の仕事とユーローの活動が、つながることで更なる仕事への意欲が高まっていますし、何よりも活き活きと生きている自分が嬉しいのです。


2003年10月1日

ユーロー大阪支部 岡村 優
 
 
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