| 活動の記録 |
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| ▼2002 |
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10月22日〜25日/
日本生命野球チーム、渡緬! |
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日本生命野球選手U-LAW視察団報告書
〜ミャンマー選手への野球クリニック〜 |
| ちょっとエピソード |
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【日本生命野球部の話】
都市対抗での予選落ち。これは、とても辛いことで、チームの誰かを補強と言う形で他のチームに送らなければなりません。今まで一緒に練習してきた仲間が別のチームで練習をする。きっと想像以上に選手たちには辛いことだったと思います。そして、社会人全国大会優勝の為に、チーム一丸となって、早朝5時半より夜10時半までの練習をしたそうです。彼らは、予選落ちするような選手たちではありません。
では、なぜ?何かが足りなかった。勝つ事への執念のようなもの?自信?技術面よりも精神面での何かが…それを、その長時間トレーニングで打破することができたのだと思います。だから、優勝したことはあたりまえと言えばあたりまえだけど、その喜びは彼らにとって感涙なくして語れないほどのものだったようです。苦しくて、どうしようもなくうまくいかなくて、どうしたらいいかと悩める若者へこの話は是非したいものです。コーチお見事。
【小林コーチの話】
小林コーチはずっとコーチであったわけではなく、一時期日本生命会社勤めの経験があり、このたびコーチとして復帰した形となっているそうです。彼は、単に野球だけを見ているのではなく、社会の中での野球の位置付けのようなものを考えていらっしゃいます。私達と共通する点です。社会人野球の生き残り、日本野球の将来、地域ともっと密接な関係で社会人野球を支え、地域での野球をもっと普及させる。野球が好きだからこそ、野球の将来を考える。とても大切なことだと思いました。だから、ミャンマーへ選手と共に来てくれたのです。日本生命の重役にミャンマー行きの説明をして、快諾の下、来緬していただきました。素晴らしいことです。また、小林コーチは渡航旅費さえ何とかなれば、ミャンマー選手を何人か日本生命野球部で一緒に練習させることも可能だろうと考えていてくださっている様子でした。
【下山選手の話】
下山選手は優勝した時の毎日新聞の見開きにボーンズ選手と並んで写真が大きく掲載されました。とても愉快な方ですが、ミャンマーでの活動のことを本当に真剣に聞いてくださり、きっと心やさしいかただと思いました。その下山氏が、「必ず、来年もミャンマーにきます。」と宣言してくださいました。うれしい限りです。ただ、その後、プロ野球のドラフトで指名され、近鉄バッファローズと円満契約となったとか…プロ野球選手となっても、ミャンマーのことを忘れずに、本当にまたきてくださることを心より念願します。
【野上選手の話】
野上選手は身長が165cmぐらいしかありません。でも、その筋力はすごい。背はそんなに高くないことに気が付いたのは、ミャンマー選手と並んで歩く後姿を見たときでした。筋肉と身体のバランスとで大きく見せてしまう野上氏はやはりすごい。ボールが吸い込まれるように野上選手のグローブに入っていくのはまさしく彼の持つセンスと実力ですね。でも、体型的にはミャンマー選手に夢を抱かせてくれる方でした。
【石田選手の話】
石田選手は優勝してからこの4日間。ほとんど睡眠がない状態でした。でも、野球指導では、そんなことは微塵にも見せない。どうしてそんなにタフなのか不思議です。夜に結構お酒が入っても、朝の練習はちゃんと時間どおりこなす。これぞプロ意識と感銘します。石田選手の小林コーチの紹介は「いぶし銀のセカンド」。その通り、全く隙のない動きから生まれる堅実な守備。見ていて安心する、いつのまにかいろいろなところのカバーをしている…まるで忍者。守りの重鎮です。
【井前選手の話】
一番若くてミャンマーがはじめての海外。落ち着いていて、冷静。投手の指導で、論理的でわかりやすい説明には目からうろこです。ボールの縫い目のカーブと指の長さの話。細部までに注意を払い、豪快に投げ込む。そんな彼が、ミャンマーのチョウ・チョウ・トゥン投手を誉めてくれました。素質があると。そして、13歳の左腕ゾー・ゾーの野球センスも。少年野球選手たちにもやさしく、彼らの目の高さで説明する井前選手にほのぼのとしたものを感じさせていただきました。「僕は、指導に来たので、そのことを中心に考えています。
今回は、先輩達のようにお酒が入っても翌日に響かない自信がないので、飲むのは控えます。」これもまた、プロ意識と感服いたしました。「ぜひ、またミャンマーにきてください。」の問いかけに「自分が教えた選手たちがやはり気になります。あの小さい子も…」多分、また来て下さるように思います。
どの方々も熱き思いを持ち、そして心やさしくて、今思い出しても、何か心の中から沸沸とあふれ出る感動を覚えます。一流のスポーツ選手、特に野球選手には、人を動かす力があるように思えます。“スポーツを通じて薬物防止を”決して不可能なことではありません。彼らのような一流選手たちが動いてくれるのであれば、若者達に感動と強い心を伝えてくれるでしょう。また、新たにこの活動を深く推進する力が湧いてきます。本当に、日本生命野球部の皆様方有難うございました。
「ニッセーーイ、ファイト、オー、ファイト、オー、ファイト、オー」ミャンマー選手たちの声の円陣に、もしかしたら、日本生命の選手たちの目にも光るものが…こんな悪条件の下で野球を愛し、頑張っている選手たちがいるんだと…。
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