ミャンマーだより
▼2004
 2003年12月末〜2004年1月2日
 ・最終戦 勝利報告
p.1 p.2 p.3 p.4 p.5
 
「ミャンマーだより」トップページへ戻る
ミャンマーチーム最終戦 勝利!!
ミャンマー球史に残る 感動のドラマ!

 
日本チームは必死だ!あと2点は彼らにとって決して難しくない点差まで詰め寄られている。最終戦も前4試合と同じ結果に終わるのか?とにかく喉から手が出るほど追加点が欲しい。ミャンマーチームの勝利で終わりたい!7回裏の攻撃前、この数日間で声が枯れ果てている監督から檄が飛んだ。「追加点をとにかく取るんだ!間もなく陽が沈むぞ。8回裏の攻撃は君たちにはもうないと思え!この試合に勝つ為には、この回の攻撃で追加点を取って、8回表の日本の反撃を抑えるしかない!」この檄が効いたか、選手達必死に球を見て、食らいついて1点ではあるが待望の追加点をあげた。7回裏を終わり、14対11の3点差。
球場は既に薄暮の状態。8回表の攻撃の前に主審から最終回のコール。この回を守りきればミャンマーチームの勝利。両チーム必死で戦いぬいた末に得られるミャンマーチームにとっては歴史的な勝利につながる。勝ちたい、是非とも勝ちたい。しわがれた大声で、「この回頑張れ!」と守備に着く選手達を送り出した。


日本チームの打順は最終打者 田中から。田中にとってもこの試合は感慨深いものであるに違いない。というのも、九州福岡からインターネットの呼びかけを見て一人参加した彼は、実は、現地に到着後食アタリで戦列を暫く離れていた・・・・。この打者を出すと、先頭打者からクリーンアップにまで回っていく可能性がある。そうなると、3点差は、ひっくり返される・・・。マウンドを見れば先発投手が両チーム必死の攻防の中で最終回まで投げぬいている。後半から、明らかに球が走っている。気持ちよさそうにピッチングをしているようにも見えるし、打者に向かう気迫が伝わってくる。こんな彼は今まで見たことがなかった。果たして、彼が今朝「腕が痛くて投げられません」と言った選手なのだろうか・・・。


と思った矢先、警戒していた先頭打者 田中を四球で歩かせてしまった。一番打者 光田につながった。これから、7回表と同じ猛攻が始るのだろうか・・・・。ワンストライクのあと、2球目の打球はショートへ強い当たり。1月1日の両チームの交歓会で、ほぼ満場一致で最優秀選手に選ばれたミンゾー。取れるぞ!ワンアウトだ!と思った瞬間。痛恨のエラー。ノーアウト一、二塁。迎えるバッターは2番打者佐藤(優しそうに見える彼も野球への執念は凄まじい)。初球をライト正面へのヒット。二塁ランナー田中がホーム生還で一点を返されるも右翼手ミンルインの本塁好返球で光田は三塁ストップ。これで14対12。日本チームは無理をせずにランナーを溜める作戦に出ている。迎える打者は今回の親善野球大会の幹事兼総監督を務めてくれた比嘉氏が3番打者でバッターボックスに立つ。一塁ランナー佐藤はすかさず二塁へ盗塁。2ボール1ストライクの後の4球目を叩いた打球はついさっきエラーをした前進守備のショート ミンゾーへの当たり、三塁走者光田が猛然と本塁へ突っ込むのを見て、本塁へ送球。光田は本塁上で憤死!ミンゾーのエラーを帳消しにするプレーでワンアウト。このプレーの間、二塁ランナー佐藤は三塁に進塁。打者比嘉は一塁。ここで迎える打者は名遊撃手かつ好打者の福島。彼もまた満場一致で最優秀選手に選ばれた選手である。初球一塁ランナーすかさず盗塁で1アウト二、三塁。ミャンマーチーム絶対絶命のピンチ。投手へ落ち着けの声がベンチから届く。ミャンマー選手全員からピッチャーを激励する声がこだまする。いよいよこの試合最大の山場を迎え球場全体が一瞬静まり返る中投球開始! 初球ストライク!第二球目フルスイングするもファウル。三球目の勝負。打たれれば薄暮の中、守備に乱れが生じるであろうこの状況下、監督から三球目真っ向勝負!真っ直ぐのサインが捕手に出される。いよいよ第三球目の勝負。ピッチャ−、セットポジションから渾身の力で投げ込まれた球に打者福島、フルスイング!! この場面を固唾を呑んで見守る球場内にスパ−ン!!と言う音と共にボールはキャッチャーミットに吸い込まれた!ピッチャーこの局面で見事な空振り三振で2アウト。


 
Copyright (c) U-LAW. All rights reserved.
U-LAW - Head Office - Tel: 092-735-4800 Fax: 092-735-4801