ミャンマーだより
▼2004
 2003年12月末〜2004年1月2日
 ・最終戦 勝利報告
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ミャンマーチーム最終戦 勝利!!
ミャンマー球史に残る 感動のドラマ!

 
 日本の皆様 日緬親善野球大会のご報告が遅れ申し訳ありませんでした。ミャンマーヤンゴンには未だ最終戦勝利の余韻が胸に刻まれていますが、またまたミャンマー野球は皆様に大感動の波を起こしてくれました。 思い起こせば・・・・・・ 12月末より1月2日に亘り総勢22名(内選手17名)の親善野球チームを日本よりお迎えし全5戦の交流試合が行われました。日緬親善野球大会は最終日の午後行われました最終戦の大感動で幕を閉じました。 通算5試合行われました試合経過は次の通りです。12月31日、1月1日に行われた2試合は、18対1、36対7という無残なコールド負け、続く2試合も13対7,17対2で惨敗。 そしていよいよ最終戦・・・・
4戦連敗のミャンマーチームの戦力も試合以前からの故障者に加え、試合中に発生した4番打者ミョータントゥンの怪我による戦線離脱により従来のチーム編成が出来なかったことも敗因の一つにあげられる。が、とにかく4戦目まで普段の練習の成果も現れぬまま凡ミスの繰り返しでチームはバラバラ、お互いに信頼感を持って試合に臨む雰囲気がない!岩崎総監督始めコーチ陣のイライラがついに4戦が終了した1月2日昼に爆発。

選手を前にして、「このまま同じような試合を続けていても、折角日本から君たちの為に来緬してくれた日本選手団に失礼だ!野球にエラーはつきものだが、見ていても集中力のない積極性のないプレーからのエラーがこれだけ多いのは、常々言っている君たちの「マアいいや」の気持ちからでているとしか思えない。午後の試合を死に物狂いで戦うかどうか自分たちの心に問いかけて結論を出してもらいたい。中途半端な気持ちで望むのであれば、午後の試合は日本・ミャンマーの混成チームで遊んでもらうぐらいで君たちには丁度いい!!この旨を日本側に伝えよう」と監督の檄。4試合目が終了するや否やダッグアウトに猛烈な勢いで走って来て開口一番「何やってるの!!」と言う岩崎 ひとみU-LAWミャンマー事務所長。

総監督の激昂が続く中、ポツポツと選手の中から、前4試合の結果から、どの若者にもありがちな自己中心的な「自分は一生懸命やっているのにエラーをする選手が悪い」というような不協和音が出始め、監督「ほら始まった・・・・」と心の中で思う反面、「何とか彼らの気持ちを奮い立たせ、本当のミャンマーチームを日本の選手に見せることがミャンマー選手の自信につながる・・試合をさせてやりたい」という気持ちは根底にあった。だからこそ、この昼休みの間に何とか気持ちを一つに出来るようにと、また奮起してもらうようにと総監督はじめコーチ陣が口を開いた。

この話し合いは延々1時間以上続いた。泣き出す選手、俺はもうこんなチームで野球をしたくないと言い出す選手やら一旦は収拾がつかない方向に進むかに見られたその時、話の輪の中にいた岩崎ひとみ事務所長兼コーチも選手達に向かって涙を浮べ「一体何の為にあなた達は球場を自分たちで作り、何の為に今まで炎天下の練習を続けてきたの?何の為?」と問い掛けた。選手たちの目がにわかに変わり、光がさした気がしたのは私だけではなく、コーチ陣全員だっただろう。その瞬間、午後の試合は行ける! 結果負けたとしても、最後に最高の試合が出来るような気迫がチーム全体に宿ったような空気が流れた。既に日本側には「午後も、もう1試合同じ形でお願いします」と伝えてあった監督はかすかな安堵感を覚えたが、選手達には一切見せずに「君たちの気持ちが本当にあるかないかは試合で見せてくれ!」 選手達から「行きます!頑張ります!!」の大合唱の中、総監督は12月20日から一週間に亘り起こった自身の危機的な健康状態を思い出し、やはり「この球場には野球の神が宿っている、この神はひたむきに何かに向かって進む人達を決して見捨てないのであろう・・・・・もしかしたら何かが起こる・・」と球場を見つめながら思っていた。

 
 
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